芒果布甸/Mango pudding



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 俺は思春期の頃から、そっち方面にはあんまりガツガツしてなくて、エロ本とかAVとかあまり興味も持たずに来てしまった。


 だからセックスに関しては、実地でほとんどの知識は得たといってもいいだろう。


 それでも、男同士で飲む機会があれば、好むと好まざるに関わらず、そういう話になる場合もあり、興味津々でなくとも蓄えられてゆく知識というものがあるわけで……。


 だから、聞いたことはあった。


 でもそれは、ツチノコとか、河童とか、それこそ都市伝説レベルの、男にとってのお伽話なんだと思っていたのに。
 





 Virgin Snow 21






 真一の脳内には今、ツァラトゥストラはかく語りきの冒頭のトランペットが鳴り響き、まるで一人きりで、広大な宇宙空間に放り出されてしまったかのように感じていた。


 広大な宇宙空間から、懸命に自分が突然探り当てた未開の地を表現する言葉を探す。


 つぶつぶ?ぷちぷち?ざらざら?


 うん、つぶつぶのぷちぷちがびっしりで、ざらざら……これだな。


 これは……擬態語でしか表現できねぇ!


 これ……中に入れたらどんなふうになるんだよ……。


 真一は想像するだけで、強烈な快感が背筋を走る思いに蕩けそうになったが、ブンブンと頭を振って現実に帰ってくると、自分に言い聞かせる。


 想像だけで気持ち良くなってどうする?


 千秋真一、しっかりしろ!お前は今までいろんな壁にぶちあたってきたじゃないか?


 それに比べれば、つぶつぶのぷちぷちのざらざらくらい……真一は冷静さを少しずつ取り戻しながら、ある単語を思い出し納得する。


 そうだ、たしかそんな名前だったな? カズノコ天井……。









 初めて中指を挿入したのだめのソコは、真一が今まで体験したことのない、まさに未知の世界だった。


 指を入れた瞬間に感じた違和感。


 そんなに女性経験が多いわけではないけれど、今まで自分が体験した女性の中の感触とは全く違う。


 のだめの中は、粒子のようなものでその全体をびっしりと覆われているようだ。


 まだ全体を探ったわけではないけれど……。


 これGスポットとか普通にあるのか?


 のだめの様子をうかがっても、まだ初めての刺激に戸惑っているようで、眉間を寄せて、先ほどまでは嬌声を上げるために開きっぱなしだった唇も閉じられ、何かに耐えるような表情だ。


 全体が感じるってわけじゃないみたいだし(当たり前)とにかく、もう少し押 し進めてみるか……。









 手のひらを上に向け、真一は中指の腹に全神経を集中させる。


 視線の先にはのだめの表情を捉え、様子を伺う。


 第二関節まで押し進めた辺りで、真一の指先が、ほかの部分からは少し盛り上がり、ぷっくりとしたふくらみを探り当てた。


 これか?


 真一は、のだめの様子を伺いながら、まずはその小さな丘陵とその周囲を、行ったり来たりをゆっくりと繰り返す。


 最初、のだめの様子に変化はなかったが、その緩やかな丘陵を掠めるたびに、閉じられていた唇が少し開き、はぁ……と小さな吐息を漏らし始める。


 真一は指先をその小さな膨らみの中心に置くと、ゆっくりと押し込むような刺激を始めた。









 徐々にのだめの様子に変化が現れる。


 もぞもぞと手足を動かし、少し開かれた唇からは色づいた"あっ……"という声が上がり始める。


 俺、見つけたか?!


 真一は喜びと同時に、もっと感じさせたい、もっと乱れさせい……と貪欲になっていく。


 焦らず、のだめの様子をうかがいながら、真一は愛撫を続ける。


 少し変化をつけて、円を描くようにくるくると刺激すると、のだめからは本格的な嬌声が上がりはじめた。









 「あんっ、ああんっ……」


 刺激を強めたわけでもないのに、のだめはどんどんと感度を高めてゆく。


 気がつけば、のだめの中からはとめどなく愛液が溢れ出しており、真一が動くたび、くちゅくちゅといやらしい水音を立て、真一の指からは溢れ出した愛液が伝って、流れ出ていた。


 「のだめ?気持ちいいか?」


 「あっ……いいデスっ……」


 「イキそうになったら……」


 教えろと言おうとしたところで、のだめの出口付近が膨張して真一の指を締め付け、のだめの口からは絶頂が近づいたことを教える啼き声が上がる。


 「あっ!あつ!イクっイクっ、イキマスっ、ああんっ、真一クンっ!」


 ビクンっ!


 のだめは声を張り上げ真一の名前を呼ぶと、腰を跳ね上げた後、ぐったりとして動かない。


 真一の中指は、のだめの中の壮絶なうねりを感じていた。


 おい……。これマジで中でイったらどうなるんだよ……。









 のだめの中がおさまると、真一は指を静かに抜き、のだめの上に覆いかぶさっていく。


 「のだめ……?」


 おい……マジかよ……。


 のだめは完全に意識を飛ばしていた。


 そうだった、コイツは楽屋でキスしたときも……。


 はぁ……結局こういうオチかよ……。


 真一は、のだめの隣に身体を滑り込ませると、ごろんと仰向けになり、手足をぐったりと放り出した。









 先輩の指がのだめの中を探ってる。


 入ってきた瞬間は初めての場所に先輩の指が触れたと思っただけで感じてしまったけど、徐々に中に侵入されるたび、感じる違和感。


 セックスってこんな感じなの?


 先輩に触れられているのはそこだけで、先輩もなんだか遠くに離れてしまったような、不安な気持ちになる。


 でも、先輩の指がある部分を刺激し始めた瞬間、のだめの体は何かのスイッチが入ったように、腰の奥がじんじんしてきて……やめないで、もっと……って、のだめの頭の中はそのことだけ。


 先輩の声が聞こえる。


 気持ちいいんデス。


 先輩ってすごい。


 どうしてのだめの気持ちいいところがわかっちゃうんだろう?


 やっぱり先輩は、魔法使いだと思いマス。


 あっ、じわじわとした気持ちよさが加速度をつけて強まっていって……これはさっき、先輩に教えてもらったイクっていうことカナ?


 先輩はまたイキそうになったら教えろって言ってたケド、どうやって……あ、だめ……もうなにも考えられないっ!そう思ったのを最後に、のだめの口からは自然に声が上がっていたんデス。


 「あっ!あつ!イクっイクっ、イキマスっ、ああんっ、真一クンっ!」


 ああ、もうだめデス……。









 「せんぱ、い……?」


 ぐったりと横になっていると、俺を呼ぶのだめの声が聞こえてきた。


 首を横に向けてみれば、意識を回復したのだめが桃色に頬を染めた顔で、俺を覗き込んでいた。


 「大丈夫か?」


 「……大丈夫というか……大丈夫じゃないっていうか……だって先輩……」


 「なんだよ?」


 「のだめ初めてなのに……2回も……」


 「嫌だった?」


 俺は上半身をのだめのほうに起こし、肘を立てた左手に頭をのせ、右手でのだめの髪を撫でながらたずねる。


 のだめは一瞬驚いたように目を見開き、そのあと困ったように俺から目をそらすと、もじもじしながら小さな声で"嫌じゃないデス……"と呟いた。


 「もう……今日はこのまま寝ちゃうか?」


 「え?」


 「なに?シャワー浴びたい?
 そんな元気残ってねーだろ?」


 「……えと、そうじゃなくて……」


 「ん?」


 のだめは俺の体に擦り寄って来て、俺の胸に頭をくっつけると、顔を伏せたままつぶやく。


 「まだ先輩のこと……のだめの中に受け入れてまセン……」


 俺はゆっくりと身体を起こして、のだめを仰向けにすると、上から覗き込み言う。


 「……無理すんな」


 のだめは俺から視線をそらさずに答える。


 「だって……今日はそうするって、先輩と一つになるって決めてたんデス。
 無理してるのは……先輩のほうでしょ?」


 そういうと、のだめは俺を見つめたまま、まだ強度を保ったままの俺に触れた。


 ビクンっ!


 おい、俺!そこで反応すんなよ……。


 「ほら……」


 のだめがいたずらっ子のような表情で微笑む。


 「お前……あとでどうなっても知らねーからな」


 「ぎゃぼ……」









 俺たちは、もう一度シーツの上で抱き合い、キスから始める。


 一度中でイったのだめは、ねっとりと舌を絡めるだけで、全身の感じる部分、すべてが感じるようで、せつなげな瞳で俺を見つめると身体をくねくねと揺らす。


 言葉はないけど、早く欲しいと訴えかけてくるようで、俺はベッドサイドに置きっぱなしにしておいたパッケージをつかみ取ると、性急に歯で噛みちぎり開封し、右手でのだめの身体を辿りながら、左手で装着する。


 「のだめ……いいか?」


 のだめはせつなげな瞳で俺をまっすぐに見つめ、こくんと首を振った。


 「めぐみ……」


 「真一クン、大好き……」


 甘い声で俺の名前を呼ぶのだめにたまらず、俺はのだめの濡れそぼったソコに自身を擦り合わせ、ゆっくりと慎重に侵入してゆく。


 「あっ……」


 のだめからは気持ちいいのか苦しいのかどちらともわからない声が上がる。


 眉間は寄せられていて、きっと初めての押し広げられる苦痛もあるだろう。


 のだめの中は狭いしキツイけど、俺の今の十分な固さにはちょうどいい刺激で……それに無機質な膜を通しても十分に感じるあのざらざらとした感じが……たまらない。


 のだめの様子をうかがいながら更に押し進めていく。


 たっぷりと溢れ出している愛液のおかげで、キツイながらも順調に侵入していくが、やはり少し押し進めた途中で行く手を遮る場所にぶちあたる。


 きっとこれが処女膜だろう。


 「のだめ、少し苦しいかもしれないけど、我慢しろ」


 「……はい……」


 のだめの細い腰を掴み、ぎゅうぎゅうと突き上げるとのだめは途端に悲鳴を上げる。


 「ああっ!い、痛いっ!痛いデスっ!」


 「ごめん、もうちょっと我慢して……」


 のだめのとまらない悲鳴を聞きながらも、俺は止めることができない。


 こんなとき、男はやはり獣なんだと思う。


 それでも、何か引きちぎるような感覚があり、のだめが一層高い悲鳴を上げながら俺の名前を叫んだと思うと、のだめの悲鳴が止んだ。


 「はうう……」


 のだめが肩で呼吸をしながら、息を大きく吐き出す。


 「続けていいか?」


 のだめが目をとじたままうなづいたのを確認して、俺はさらに押し進める。


 のだめは破瓜の痛みが過ぎてしまえば強い痛みはないようで、眉間は寄せられているものの、唇は少し開かれて"はぁ……はぁ……"と規則的に呼吸を繰り返している。


 俺はのだめの中から溢れ続ける愛液に導かれるように、そのすべてをやっと、のだめの中におさめた。









 のだめの中は温かく、そのざらざらとした壁面が俺を強く包み込んで、ぴったりと張り付いて……この感覚は初めてだった。


 もう、今すぐにでも動いて、吐き出したい欲望を抑えるのが難しいくらい、気持ちいい。


 「のだめ……全部入ったから……」


 「……本当に?……」


 「うん……」


 のだめはゆっくりと目を開けると微笑んで一言、"うれしい……"といって、静かに涙を流す。


 「……辛いか?痛くない?」


 「……さっきは凄く痛かったケド、今は大丈夫デス……」


 真一はのだめを抱きしめると、優しくキスをする。


 今の自分の気持ちを言葉にするのはすごく難しくて、キスで気持ちが伝わればいいのに……と思いながら。


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 大変お待たせいたしました!>真一クン&読者の皆サマ

 ちょっと長くなりましたが、これ以上途中で止めると、それこそ暴動が起きるかもしれないと思ったので(爆)
 やっと二人がひとつになりましたよー!
 
 さてこの後は、どうやって真一クンをイかせようかと(笑)
 香水もわくわくドキドキです。