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星の黒王子さま 3 今日も僕が壁の絵を描いていると、 黒王子さまは、不満そうに舌打ちをした。 「ねぇ、いいかげんに黒い子猫の絵を描いてよ?」 その壁の上とか、描いてくれたっていいのに……って。 余計なお世話だ(ちょっとへこむ) そんな僕に、黒王子さまはめずらしく質問をしてきた。 「ねぇ……親友ってどんなもの?」 「親友?そうだなぁ……。 何も言わなくても、お互いの気持ちが理解できて……。 たとえ喧嘩をしたとしても、いつの間にか仲直りしてて。 一緒にいて楽しくて、離れていても大事に思えるような……。 君にも、親友がいたのかい?」 僕がそういうと、黒王子さまは突然、怒ったように話出した。 「違っ!親友、親友って、アイツが勝手に言い出したんだ。 思い込みが激しくて、どんなことにも真っ直ぐぶつかっていって。 無駄に熱いんだよな、すげーおせっかいだし。 バカだし、ヴァイオリンはへたくそで……。 俺とは全然違う。そんなの親友じゃないだろ?」 「へぇ……でも、君はその人のこと、すごく理解してるんだね? まるで親友みたいだ……」 「え……」 黒王子さまは、僕の言葉にすごく驚いたみたいだった。 とっても頭がいいように見えるのに……。 自分のことはあんまりよくわかってないのかもしれないな。 4へ> |